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猫のベジタリアン/ヴィーガンフードが危険な理由3つ


「ベジタリアン」や「ビーガン」の方は、「自分のペットにもビーガン(ベジタリアン)の内容の食事を与えたい」と思う方もいると思います。しかし、猫は肉食の動物です。猫にビーガンやベジタリアンの食事を与えることになにか悪影響はないのでしょうか。
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ビーガンキャットフードとは?

「ビーガン」とは「絶対菜食主義者」のことです。動物や魚の肉を一切摂取しない「ベジタリアン」と似ていますが、卵や乳製品を摂取するベジタリアンとは違い、ビーガンはそれすらも摂取しません。理由としては殺傷をきらうことや、動物性たんぱく由来の病気を避けるため行われています。

ビーガンキャットフードは、このビーガン主義に合わせた内容のみで作られたキャットフードです。動物や魚の肉、乳製品や卵を一切使用せず、タンパク質は大豆や穀物から摂取します。

猫にビーガン食は危険

猫にはビーガン食は適さないと言われています。それはなぜなのか、理由を詳しく見ていきましょう。

理由その1:猫と人間では必要な栄養素の配合が違う
人間も猫も必要な栄養素は「5大栄養素」と呼ばれる「炭水化物」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」です。5大栄養素の中でも、人間は全体の60%を炭水化物がしめています。それに対して猫は炭水化物を約40%しか必要としていません。

猫が一番必要とする栄養素はタンパク質で、全体の約30%をしめています。対して人間が必要とするタンパク質は15%ほどです。このことから、人間と猫とでは、必要とする栄養素の配合が違うということが分かります。人間に合わせた食事内容では、猫の健康を保つことは出来ません。

理由その2:猫は「真性肉食動物」である
猫はライオンと同じ「真性肉食動物」です。犬は「肉食動物」とされ、多少の野菜などを食べて生きていますが、真性肉食動物である猫は、「肉と水」を食料にしています。

しかし、現在ペットとして飼われる猫にこの食生活は難しいため、キャットフードは少量の果物や野菜をバランスよく配合し、本来の猫に必要な栄養素を再現しています。猫の食事に肉を一切使用しないことは、本来の猫の食事内容ではないため、必要な栄養を摂ることが出来ません。

理由その3:猫は穀物を消化できない
タンパク質が多く必要ならば「大豆」や「トウモロコシ」に含まれる植物性タンパク質でも十分なのでは?と考える方もいるでしょう。人間ならそれでも良いのですが、猫はこの「穀物」を消化する酵素を持ち合わせていません。なぜなら、穀物は猫が本来食べない食材だからです。猫には植物性たんぱく質は消化の面で適していません。

消化酵素を持たない「穀物」を主原料に使用すれば、当然消化不良を起こし、下痢や嘔吐の原因になります。猫の主原料に多い「チキン」は、高タンパクでありながら低脂質になっており、猫に理想な栄養配分となっています。また、肉には尿を酸性にする成分が配合されているため、猫に多い尿路疾患予防にもなるのです。

ビーガンキャットフードと肉を使用したキャットフード内容比較

ビーガンキャットフード:Ami

主原料:コーングルテン粉、とうもろこし、コーンオイル
原産国:イタリア
主成分:水分8.00%、 粗タンパク質33.20%、粗脂肪11.19%、
詳細:肉や乳製品、卵を一切使用していません。主原料やタンパク源は穀物です。
Ami公式サイト

肉使用キャットフード:カナガン

主原料:乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%
原産国:イギリス
主成分:詳細:粗タンパク質37.00% 、脂質20.00% 、粗灰分8.50%
詳細:肉食の猫に近い食事内容になっています。主原料やタンパク源はチキンです。
キャットフードペディアによるカナガンの採点結果を詳しく見る

ビーガンフードのAMIと肉を使用したカナガンを比較してみました。AMIは品質に非常に配慮されていますが、そもそもヴィーガンキャットフードは猫の食性に適さないのでカナガンの肉メインのフードをおすすめします。

肥満の原因は「肉」じゃない!

肥満の原因は「肉」と考える方も多いと思いますが、これは間違いです。肉は猫にとって必要不可欠な食材です。なかでも、チキンなどは低脂肪で出来ています。

肥満の原因は、主にフードの与えすぎやおやつのあげすぎ、運動不足やフードの内容(人工添加物や炭水化物が多いもの)によるものが多く見られます。

猫のビーガン(ベジタリアン)が危険な理由3つまとめ

肉や魚、乳製品や卵を一切使用しないビーガン。愛猫にもビーガン食を食べさせたいなどといった理由で、安易に肉を使用しないキャットフードを食べさせるのは危険です。

その理由として、

  • 人間と猫とでは必要な栄養の配合が異なる
  • 猫は「真性肉食動物」である
  • 猫は「穀物」の消化が出来ない

といったことが挙げられます。猫は肉を食べて生きる動物です。そこから肉を取り除いたフードは、猫にとって「食事」ではありません。代わりに猫が本来食べない「穀物」でタンパク源を補おうとすれば、消化不良を起こし下痢や嘔吐を引き起こすリスクが高まります。

猫は完全な肉食動物です。「肉を食べることは動物虐待」などという主義の方は、肉食動物の猫を飼わないことが良いでしょう。猫から肉を除いた食事は不可能です。また、肉の種類にアレルギーがある場合でも、肉を一切使用しないフードではなく、肉の種類を変えてみましょう。