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猫の尿路結石を防ぎたいならマグネシウムの適量は0.04~0.10%!


猫がかかりやすい病気の一つとして、「尿路疾患」が挙げられます。尿路疾患予防のためには「マグネシウム」を控えたほうが良いとされています。猫にとってマグネシウムにはどのような働きがあり、そのくらい摂取すれば良いのでしょうか。猫とマグネシウムの関係について調査しました。
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「尿路結石」とはどんな病気?

尿石症とは若い猫に良く見られる病気です。尿中に含まれる成分が何らかの原因で結晶化・析出化して結石となる場合や、尿路の細菌感染に伴い、細菌や炎症によって細胞が結石形成を誘発することで発症します。

一般的にはリン酸アンモニウムマグネシウム(ストルバイト)を主成分とする結石が多くみられ、膀胱や尿道などにできるため、血尿や頻尿などの症状があります。

出典:イラストで見る猫の病気

キャットフードの「マグネシウム」

キャットフードに含まれる「マグネシウム」はどのような働きがあり、どのくらお摂取することが良いのでしょうか。

マグネシウムとは

マグネシウムは、カルシウムやリンと共に骨を形成する働きがあるミネラルです。食材では主にアーモンドなどの種子類、魚介類、海藻、野菜、豆類に含まれています。ほかにもマグネシウムには、神経伝達物質の生成や代謝の促進といった、重要な働きがあります。

猫に必要な栄養素のマグネシウムですが、過剰に摂取することで尿路結石などの「尿路疾患」にかかるリスクが高まってしまいます。これは、マグネシウムが結石の材料となることや、尿をアルカリ性にする働きがあるためです。

猫のマグネシウム適正量

AAFCO(米国飼料検査官協会)が定めている栄養基準では、マグネシウムは子ネコで0.08%以上、成猫で0.04%以上以上含めることが定められています。しかし、マグネシウムの含量に上限はありません。

どのくらいが適正量という決定的な数字はありません。キャットフードペディア一押しのキャットフード、カナガンに含まれるマグネシウムは0.09%でした。この数値を参考にフードを見直してみると良いでしょう。

出典:AAFCO栄養基準に基づく成分分析一覧表(ドライフード、缶フード)

原材料のマグネシウム表記に要注意!

マグネシウムの量を確認するには、パッケージの裏や公式サイトなどにある「成分一覧」に記載されています。しかし、安価な商品には、成分一覧の中にマグネシウムの記載がない代わりに、原材料の中に記載されている商品があります。

この場合、どのくらい入っているのか正確な数値は不明です。原材料に入っているということは、多く配合されていると言えるため、注意が必要です。

マグネシウム控えめキャットフード紹介

カナガン

主原料:◎乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%、サツマイモ
原産国:◎イギリス
マグネシウム量:0.09%
NG材料:◎不使用
詳細:◎安心・安全なフード。尿路対策に必要な成分もしっかり配合されています。
カナガンの内容を詳しく見る

ヒルズ プリスクリプションダイエットc/d

主原料:×米、トリ肉、小麦
原産国:〇チェコ
マグネシウム量:0.100%以下
NG材料:×米、小麦、コーングルテン、動物性油脂、ポークエキス
詳細:△尿路対策の療法食です。人工添加物は使用していませんが、穀物が多く使用されている点が不安です。
ヒルズ プリスクリプションダイエット公式サイト

ロイヤルカナン pHコントロール オルファクトリー ドライ

主原料:×魚肉、米、コーンフラワー
原産国:◎フランス
マグネシウム量:0.08%
NG材料:×米、コーンフラワー、動物性油脂、コーングルテン、BHA、没食子酸プロピル
詳細:×下部尿路疾患の食事療法食。マグネシウム量は少ないが、穀物が多く使用されています。また、人工添加物(特に発がん性のある危険なBHA)が使用されていて、危険です。
ロイヤルカナンpHコントロール オルファクトリー ドライ公式サイト

猫のマグネシウム適正量まとめ

マグネシウムは、骨の形成や神経伝達など猫の健康を保つために必要なミネラルです。しかし、摂りすぎると尿路疾患の原因に繋がります。

マグネシウムの適正量は定められていませんが、AAFCOでは最低でも0.04%以上配合することという決まりがあります。良質なキャットフードや、尿路疾患対策のためのフードを調査した結果、0.9%前後のものが多く見られるため、適正量としては0.04%~0.10%を目安にすると良いでしょう。

「尿路疾患」予防のためには、「マグネシウム」量だけをチェックすれば良いというわけではありません。日ごろから水分を多く摂取させたり、尿を酸性に保つ材料である、動物性タンパク質を主原料に使用したフード、クランベリーなどが配合されたフードを選ぶことも大切です。