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猫の肝臓病の初期症状をチェック!キャットフード選び5つのポイント


猫の肝臓病の初期症状をチェック飼い主さんからは、こんなご不安が寄せられます。おうちの猫ちゃんには、当てはまるものはありませんか?

症状チェックリスト

  • 最近食欲も元気もなくて痩せてきたんだけど、何かおかしい?
  • 嘔吐・下痢の回数が増えたし、お水をよく飲むようになったけど病気なのかな?
  • 元気だと思っていたけど健康診断で肝臓が悪いかもしれないといわれてどうしたらいいかわからない…

これらは猫ちゃんの肝臓病の初期症状である可能性があります。猫ちゃんの肝臓にトラブルがあるなんて、とても心配ですよね。

どのような症状が出れば要注意なのか、どんなフードを選び、何に気を付ければよいのかを、解説します。

ロイヤルカナン療法食 肝臓サポートドライ猫用
肝臓にトラブルのある猫ちゃんにおすすめのキャットフードは「ロイヤルカナン療法食 肝臓サポートドライ猫用」です。

こんな症状は肝臓に異変があるサインかも?飼い主さんに気づいてほしい初期症状チェックリスト

飼い主さんに気づいてほしい初期症状猫ちゃんにこんな症状がないか、まずは全身と行動をチェックしてみてください。

全身と行動のチェックリスト

  • 元気・食欲がない
  • 下痢・嘔吐がある
  • よく水を飲むようになった
  • 痩せた
  • 被毛のパサつきがある
  • おしっこの色が濃くなった

当てはまるものがあれば、肝臓が悪いかもしれません

このような症状は肝臓が悪い猫ちゃんの初期症状でよく見られますが、他の病気でもよく見られる症状なので、家で長く様子を見てしまい、発見・対処が遅れがちになります。

「何かいつもと違うな」と感じたら、早めに動物病院を受診してください。

肝臓を悪くしやすいリスクのある猫の特徴

こんな猫ちゃんは肝臓を悪くしやすいので要注意です。

  • 肥満(ボディコンディションスコア5段階で4以上の猫)
  • 急に食欲が落ちた
  • 猫白血病ウイルスを持っていると血液検査で分かった

肥満の猫は要注意こんな猫ちゃんたちは、若いうちから肝臓病を予防するための食習慣が必要です。

次でご紹介するキャットフードの選び方を参考にしていただき、体に悪いものを知らぬ間に与えないようにしてあげてください。

肝臓の調子をよくするためのキャットフード選び5つのポイント

肝臓が悪い猫ちゃんはどのようなものを食べればよいのでしょうか?

肝臓の働きとともにフード選びのポイントをアドバイスします。

まず、肝臓はどのような働きをしているのでしょうか?

肝臓の働きは大きく分けて5つあります。

  • 代謝機能: 胃や腸で吸収された栄養素をエネルギーとして利用できる形に作り替える
  • 解毒機能: 体内に入った有害物質を分解無毒化する
  • 貯蔵機能: 取り込んだブドウ糖を貯蔵し、必要に応じて全身に送る
  • 血液凝固機能: 血液凝固にかかわる因子をつくる
  • 分泌機能: 胆汁を分泌し、消化を助ける

肝臓が悪くなるとこのような働きができなくなります。

そのため肝臓が悪くなった時には、次のようなことに気を付けてフードを選んでください。

1.100g当たりのカロリーの高く、消化されやすいフードを選ぶ。

肝臓の代謝機能が落ちると、胃や腸で消化吸収された栄養素が肝臓で利用できる形にしにくくなります。

そのため、少しの量でもカロリーが高く、消化されやすいフードを選びましょう。

2.オメガ3脂肪酸のとれるもの

オメガ3脂肪酸のとれるものオメガ3脂肪酸はαリノレン酸、DHA、EPAが主で、必須脂肪酸です。

必須脂肪酸は体内で合成できないので、食事で摂らなくてはなりません。

動物性脂肪は体の中に入ると固まりやすく、脂肪肝の原因になることもありますので、パッケージに「動物性油脂」の表記のあるキャットフードはNGです。

反対にオメガ3配合のフードは原材料表記に「DHA」「EPA」という成分名や、「サーモンオイル」といった表記があります。

オメガ3脂肪酸は血液をサラサラにし、脂肪の代謝異常を抑制する働きがあります。

3.100g当たりのタンパク質含量が25%ぐらいのフードを選ぶ

肝臓が悪くなると、フードに含まれるタンパク質を吸収して利用できる形にしにくくなります。

では、たくさんタンパク質を摂取すればよいのかというと、そうではありません。

タンパク質は分解されるとアンモニアを発生します。

アンモニアは有害物質なので、通常ならば肝臓で解毒して無害な物質にしていますが、肝臓が悪くなると解毒ができなくなってしまいます。

肉食の猫ちゃんにとってタンパク質は絶対に必要ですが、過剰に摂取するとアンモニアが多量に発生し、肝臓の解毒能力を超えてしまい、肝臓の状態が悪化します

100g当たりのタンパク質含量が25%ぐらいのフードを選びましょう。

4.アルギニン・タウリンが含まれるもの

食事からアルギニン・タウリンを摂取アルギニンやタウリンは猫の体内では合成できず、食事として摂取しなければならないアミノ酸です。

タウリンが不足すると、進行性網膜萎縮(だんだん網膜の働きが悪くなり、目が見えなくなる病気です)という病気にかかったり、心臓の機能が低下したりしてしまいます。

アルギニンが不足すると、腎臓での尿のろ過がうまくいかなくなったり、脂肪肝になりやすくなります。

タウリンとアルギニンは、総合栄養食と記載のあるキャットフードならば必要十分量が含まれていますが、補助食に頼りがちな猫ちゃんは、不足しないように注意してください。

5.ミネラル

ミネラルはほんの微量であっても、体にとって大きな働きをします。

多すぎても少なすぎても体に影響を与えます。

肝臓が悪い場合は以下のことを満たすフードを選んでください。

  • 銅は避ける
  • 亜鉛は補給する
  • 塩化ナトリウムは制限する
  • カリウムは多めに摂る

条件を満たすキャットフードに変更をこれらの条件を満たすキャットフードは次のようなフードです。

おすすめは「ロイヤルカナン療法食 肝臓サポートドライ猫用」です。

そこでお勧めしたいのは「ロイヤルカナン療法食 肝臓サポートドライ猫用」です。肝臓サポートは肝臓の悪い猫専用に成分を調整された療法食です。ロイヤルカナン療法食 肝臓サポートドライ猫用

  • 少ない食事量でも十分なエネルギーを摂取できるように高エネルギー
  • 肝臓の細胞に銅が蓄積しないように普通食よりも銅を70%減量
  • 必須アミノ酸を含む

このような特徴があり、肝臓が悪い猫専用のフードです。

猫の肝臓病はなぜ起こる?

肝臓病の原因には以下のものが考えられます。

  • ウイルスや細菌による感染
  • 有害物質や薬物の摂取(人間の薬の誤飲や殺虫剤や農薬などの摂取)
  • 肝臓の血流が悪くなる
  • シャム猫は肝臓が悪くなりやすい傾向がある
  • 2~3日間全く食べることができなかった

初期症状から肝臓病の疑いがあると判断した場合、動物病院では血液検査を行い、肝臓の状態をチェックします。

肝臓のトラブルと関連のある血液検査の項目は、次の4項目です。

 

項目 正常値 高値で疑われる疾患
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ) 10~40 肝炎など
(他に筋炎、心筋梗塞など)
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ) 10~50 化膿性肝臓壊死・肝炎・脂肪肝など
ALP(アルカリフォスファターゼ) 200以下 肝臓疾患
(他に胆管閉塞、骨疾患など)
GGT(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ) 1~10 うっ滞性肝疾患など
(他に胆道系疾患など)

(※正常値は検査機器によって若干異なりますが、おおむね上記の値を外れてしまうと危険です。対策を始めてあげましょう)

猫の肝臓病が悪くなった時の治療

猫ちゃんの肝臓が悪くなってしまった時の治療には、

  • 肝機能改善薬の投与
  • 利胆剤(黄疸があるとき)の投与
  • 点滴治療

などがあります。

肝リピドーシスを起こしている場合は自主的に食べない場合は、流動食などを強制的に食べさせる強制給仕などを行います。

肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、少々状態が悪化しても、なかなか症状として現れにくいです。

それゆえ、症状としてわかる状態になった時には、既に手の施しようがないこともあります。

大事な猫たち飼い主さんにできることとしては、日ごろから良質なフードを選び、少しでも肝臓に負担がかからないように毎日気を付けることが重要です。

続いて、市販の肝臓サポートキャットフードの品質チェックをしていきましょう。

市販の肝臓サポートキャットフードは本当に安心? 辛口チェック結果

市販の肝臓用のフードは、成分的には肝臓の悪い猫ちゃんに与えても大丈夫なのでしょうか?

厳しくチェックしてみたところ、次のような結果になりました。

 

名称 タンパク量 危険な添加物 銅の量 価格
カナガンキャットフード
ダメ
良い
不明 2㎏
3960円
ハッピーキャットスプリーム ベストエイジ10
良い
ふつう
不明 300g
1026円
ヒルズ プリスクリプションダイエット 猫用 l/d
良い
ふつう
良い
500g
1501円
ロイヤルカナン 療法食 肝臓サポート ドライ 猫用
良い
ふつう
良い
500g
1501円

 

以上のような結果になりました。

ロイヤルカナンとヒルズはチェック上同点ですが、嗜好性が高いのはロイヤルカナンなので、お勧めのキャットフードはロイヤルカナンとしました。

健康な猫ちゃんであれば、品質の最も高いカナガンキャットフードをおすすめしているのですが、カナガンキャットフードはタンパク質の含有量が高いため、既に肝臓を悪くしている猫ちゃんには不向きです。

飼い主さんからよくある疑問Q&A

人間は肝臓の数値が悪いとしじみのオルニチンサプリを飲むなどしますが、猫には肝臓用サプリなどはあるのでしょうか?

回答
猫用にはオルニチンだけのサプリメントはないようですが、猫用にもオルニチンを含むサプリメントで「レバスパン」というものがあります。

飲みやすいものを選んで補助として使うことで回復の助けになるでしょう。


11歳の雌を飼っています。元気がないので動物病院で血液検査を受け、肝臓の数値が悪かったので粉薬を出されたのですが、餌に混ぜると全く食べず、うまく飲ませることができません。薬なしなら餌は食べます。どうしたらうまくできるでしょうか?

回答
肝臓のお薬はにおいがきついことが多く飲みにくいです。

オブラートに包みこみ餌に混ぜる方法があります。

薬を3等分してそれぞれをオブラートに包み小さくしてもよいと思います

7歳を迎えるオス猫を飼っています。今まで病気をせずに過ごしてこられたのですが、シニア期に入るにあたり、健康面のチェックを毎日しっかりしてあげたいと考えています。肝臓を悪くしないために、日ごろから早めに行ってあげられる注意点はありますか?

回答
シニア期に入ると何かと心配が増えますね。

まずは、フードの見直しをしてあげてください。

健康面で問題がないならばひとまずシニア用にするのが良いと思います。

カナガンは全年齢対象のキャットフードです。

給与量を増減することで、あらゆるライフステージに対応できるので、シニア用ではありませんが、こちらもお勧めです。

また、肝臓は我慢する臓器なので症状が表れにくいです。

飲水量が増えていないか、尿の色が濃くないか、白目が黄色くなっていないかなどは毎日しっかりチェックしてください。

結論

肝臓は多くの働きを持っています。そのため、肝臓が悪くなるとあちこちに影響を与えます。

なかなか症状が現れないので日ごろのチェックが早期発見につながります。

日ごろのチェックポイントまとめ

  • 飲水量が多くなっていないか
  • 尿の色が濃くないか
  • 皮膚や白目が黄色くないか
  • をチェックしましょう。定期的な血液検査もお勧めします。また、
  • 食欲低下が長引いている
  • 2~3日食べていない

このような場合、肝リピドーシスを起こし、最悪亡くなることもありますので、食欲低下も要注意です。

肝臓病の猫ちゃんに適したキャットフードまとめ

肝臓が悪くなった場合は、
1.100g当たりのカロリーの高く、消化されやすいフードを選ぶ。
2.オメガ3脂肪酸のとれるもの
3.100g当たりのタンパク質含量が25%ぐらいのフードを選ぶ
4.アルギニン・タウリンが含まれるもの
5.ミネラル(銅は避ける、亜鉛補給、カリウム多め、塩化ナトリウムは制限)

このような条件を満たす肝臓専用のフードでしっかり治療しましょう。

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おすすめの理由

  • 少ない食事量でも十分なエネルギーを摂取できるように高エネルギー
  • 肝臓の細胞に銅が蓄積しないように普通食よりも銅を70%減量
  • 必須アミノ酸を含む

肝臓サポートは肝臓を悪くした猫専用の治療食です。

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