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猫にも五月病!?原因や症状は?飼い主さんにお願いしたい予防・改善の3つの方法

2017.04.19

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ヒトの場合、ゴールデンウィークを過ぎたころから、4月からの環境の変化や忙しさにに疲れてしまう『五月病』を発症する方が多いですよね。

猫も非常にストレスに弱い動物ですが、五月病のような心の病は、猫にも存在するのでしょうか。動物看護士が猫の心の病の症状と原因、対策を解説します。

猫もうつ病になる!?うちのにゃんこは大丈夫?うつ病の症状

猫に五月病というものは基本的に存在しません。しかし、精神疾患である「うつ病」は猫にも存在します。猫のうつ病はストレスが原因で発症するケースが多い病気です。

猫は基本的に神経質でストレスに弱い生き物です。そのため、うつ病にかかりやすい傾向にあります。

飼い主さんは、愛猫にも心の病があることを意識し、日頃の体調をしっかりチェックすることが必要です。

愛猫のうつ病症状7つのチェック!当てはまるものはありませんか?

猫がうつ病を発症すると、以下のような症状が現れます。当てはまる項目があれば、うつ病を発症しているかもしれません。

  1. 遊ばなくなった
  2. 食欲がなく、体重が減った
  3. 部屋の隅などに隠れていて、元気がない
  4. グルーミング(毛づくろい)をしなくなった
  5. 粗相をするようになった
  6. 家族に対して攻撃的になるなど、性格が急に変わった
  7. よだれを垂らしている

猫のうつ病の症状は、人間のうつ病に似ています。基本的に元気や意欲がなく、食欲もない。また、綺麗好きであるはずの猫が、グルーミングや粗相をするというのが特徴の一つでもあります。

これらの症状に気づいたら、ストレスの原因を取り除き、対処を始める必要があります。

猫がうつ病になるには必ず原因がある!猫にとって大きなストレスになる代表的な原因はこれ!

猫のうつ病はストレスが原因の可能性が非常に高いです。飼い主さんや家族に生活の変化があると、それが猫のストレスになり、うつ病を発症させることもあります。よくあるのは、

  • 新しい家族(犬や猫)を迎えた
  • トイレが汚い(掃除がされていない)
  • 騒音がひどい(近所で工事が始まったなど)
  • 環境が変わった(引っ越し、模様替え、フードや飼育用品の変更など)
  • 落ち着ける場所(自分の居場所)がない
  • 飼い主の生活のリズムが変わった
  • 飼い主が猫にごはんをあげる時間を変えた
  • 猫と飼い主のコミュニケーションの時間が減った

といった変化です。
猫は綺麗好きな動物ですので、トイレなど自分が使うスペースが汚れていると、それがストレスにつながります。

また、静かな環境を好む猫にとって一日中大音量でテレビや音楽を流していたり、ケージの中など自分のテリトリーがないことは大きなストレスになります。

他にも、猫の体に起きていることがストレスになっている場合もあります。例えば、

  • 病気やケガで継続的な痛みがある
  • 栄養のバランスが足りていない

といったことです。

思い当たるものがある場合、可能な限りこれらの原因を取り除いてあげてください。ざっくりとお伝えすると、

  • 飼育用品を新しい物に買い替える際は慎重に
  • 模様替え、引っ越しの前後は変化をなるべくゆっくりに
  • トイレや食器などの掃除をしっかり行う
  • 忙しくても毎日コミュニケーションをとることを怠らない

といったことが、猫のうつ病を予防するために必要です。

続いて、猫のうつ病の予防、改善方法を詳しく見ていきます。

愛猫のうつ病を予防・改善するためにはどんなことをしたら良い!?愛猫の声の聞き方

猫のうつ病は、はっきりと診断することができません。動物病院では、症状がひどい場合、精神安定剤などの薬物療法を行うことがあります。

しかし、薬物療法は副作用や依存性が強いため、猫にとって大きな負担もかかります。そうなってしまう前に、予防・改善をする必要があります。

予防・改善方法その1:うつ病になる原因をつきとめる

猫がうつ病になるには、必ずなにか原因があります。うつ病を治すためには、原因を突き止めないと、根本的な解決にはつながりません。

例えば、うつ病の症状が出始めたころ、トイレを新調し配置を変えたとします。その場合は、トイレが原因だと思われます。トイレをなるべく以前と同じ形のものにすることや、トイレの配置を元に戻してみるなどして、様子を見ましょう。

予防・改善方法その2:猫にも体内リズムがあることを知る

私たち人間に体内リズムがあるように、猫にも体内リズムが存在します。いつも寝ているように見える猫ですが、きちんと朝と夜を見分けて行動しています。

そのため、朝、いつまでもカーテンを閉めてきっていたり、日当たりの悪いくらい部屋でばかり生活させていると、体内リズムが乱れ、うつ病を発症してしまうことがあります。

体内リズムとは、朝日を浴びることにより脳内物質であるセロトニンが分泌されることです。セロトニンは抗ストレスホルモンでもあるため、愛猫のストレスを軽減させる働きもあります。毎日しっかり朝日を部屋に入れ、日光浴をさせることが重要です。

猫の五月病、うつ病の原因と対策まとめ

猫にもうつ病を始めとした精神疾患は存在します。それは、猫の神経質でストレスに弱いという特有の体質にあります。

猫がうつ病を発症すると、攻撃的な生格になったり、食欲不振になったりするなどの症状が現れます。

原因はストレスからくるものがほとんどですので、なにが猫にとってストレスになっているかを突き止め、改善する必要があります。また、日光浴や良質なフードを与えることでも、うつ病は予防、改善できます。

飼い主は日頃から愛猫のストレス管理にも気を配り、急激な環境の変化など、ストレスの原因になることは極力減らし、何事も慎重に少しずつ行ってあげてくださいね。

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【執筆者】動物看護士 はら

動物看護士 harago

青山ケンネルカレッジ 動物看護学科卒業。愛玩動物介護士、愛玩動物救命士、愛玩動物搬送士の資格を持ち、動物病院、フレンドアニマルメディカルセンター、ペットショップ、動物園等での勤務経験多数。飼い主さんと猫ちゃんの幸せで安心な暮らしのために、情熱を込めてライター活動を行っています。