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ペースト状のおやつを主食にして大丈夫!?おやつとキャットフードの栄養バランス徹底比較!

2017.04.24

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発売から人気を集めているペースト状のおやつ。食べている姿が可愛いことや、食いつきが良いと評判のようです。しかし、おやつ目的のほかにも、ペースト状のおやつは柔らかく嗜好性も良いため、食欲のない猫や老描の主食として与えている方もいるようです。

チャオチュールを始めとするペースト状のおやつを主食として与えることは、猫の健康状態に悪影響はないのでしょうか。動物看護士が、おやつと総合栄養食の栄養価の違いを解説します。

ペースト状のおやつを主食に与えていると栄養不足になる!?総合栄養食との違いとは!?

始めに、ペースト状のおやつはどんなもので作られているのでしょう。ペースト状のおやつの代表的な原材料を見ていきましょう。

原材料
まぐろ、まぐろエキス、タンパク加水分解物、糖類(オリゴ糖等)、植物性油脂、増粘剤(加工でん粉)、ミネラル類、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、ビタミンE、緑茶エキス、紅麹色素

原材料の内容を見ると、商品によって肉の種類は異なるものの、主たる原料は「まぐろ」で、動物性タンパク質であるため、一見良い内容に見えます。しかし、ほかの材料には糖類や調味料といった余分な材料の使用が見られます。内容も「等」といったあいまいな表記であるため、安全性は低いと言えます。

肉食の猫の食事内容として、動物性タンパク質が一番多く使用されていることは理想的なのですが、果たして十分な量が配合されているのでしょうか。

おやつVS総合栄養食!栄養バランスの違いは!?おやつでは1日に必要な栄養は補えない!

ペースト状おやつと、猫の主食である総合栄養食の成分を比較してみました。

栄養素 総合栄養食(100g) ペースト状おやつ(本)
タンパク質 37.00 7.0
脂質 20.00 0.2
粗灰分(ミネラル類) 8.50 1.5
粗繊維 1.50 0.1
水分 7.00 91.0
カロリー 390kcal 7kcal

出典:
最近発売された人気のおやつ「いなばチャオチュール」
ドッグフードペディアおすすめNo.1のキャットフード「カナガン」

総合栄養食とペースト状のおやつとでは、配合されている栄養価が違うことがわかります。例えば、成猫の1日に必要な量が50g(体重およそ4㎏)の場合、猫にとって一番必要なタンパク質を補える量は、総合栄養食が18.9%に比べ、ペースト状おやつ1本では7.0%と大きく違います。

ほかの栄養素も同じように、総合栄養食に比べ、ペースト状のおやつは摂取できる栄養素が著しく少ないことが表を見てわかります。

このことから、ペースト状のおやつを毎日与えていると、必要な栄養を補うことができないため栄養バランスが乱れてしまい、良い健康状態を維持することは難しいと言えるでしょう。

にゃんこに正しい食事である総合栄養食を食べてもらうためには?

ペースト状のおやつを主食に与えている理由としては、キャットフードは食べてくれないが、ペースト状のおやつならば食べてくれるという方が多いのではないでしょうか。

なぜ、総合栄養食であるキャットフードは食べないのに、ペースト状のおやつなら食べてくれるのでしょうか。それには、以下のような理由が考えられます。

  • 普段与えているキャットウードの品質が悪く、おいしいと思えない
  • 毎日おやつをもらえると思ってしまっている
  • 歯や顎の力が弱く、ドライフードへの抵抗感がある

このように、総合栄養食を食べない子には必ず何かしらの理由があります。私たちもケーキやポテトチップスといった美味しい味のおやつが好きなように、猫のおやつも猫が好きな味の工夫がされています。

そのため、嗜好性を重視して作られているおやつをもらえるのであれば、総合栄養食、しかもドライフードよりそちらを好んで食べるのは必然です。

しかし、おやつだけで必要な栄養を補うことができないのは、ヒトも猫も一緒です。

猫にとって栄養バランスのとれた食事である総合栄養食を食べてもらう方法とは

基本的には、フードの品質を確認しワンランク価格帯を上げてみることをおすすめします。安価なフードには、猫の苦手とする穀物を始め、人工添加物が多く含まれています。

  • 主原料に新鮮な肉や魚が使用されているか(ミート・ミール、肉類、魚類といった表記を除く)
  • トウモロコシ、小麦、米などの穀物の使用はないか
  • 人工の保存料や防腐剤、調味料、着色料などの添加物は配合されていないか

カナガンキャットフード
最低でも、この3つの項目は総合栄養食選びの基本とも言えます。猫の好物はお肉です。新鮮な肉をたっぷり使用した総合栄養食は、余分な添加物を使用しなくても、十分な嗜好性が期待できます。

獣医師、動物看護士は、この3つのポイントをすべて満たす「カナガン」を、食いつきで悩んでいる猫ちゃんの食欲アップと栄養バランスのためにおすすめしています。「ドライフードを食べない」という猫ちゃんにはぜひ試してほしいです。

公式サイトで詳細を見る

キャットフードペディアの辛口採点を見る

安価なフードの主原料には、穀物が使用されている商品が多く見られます。穀物は本来猫が食べるものではないため、嗜好性が下がります。また、粗悪なミート・ミールなどの肉も、肉のおいしさが残っていないため、猫がそっぽを向く可能性があります。おやつでごまかし続けるのではなく、食いつきがよくなったと実績のあるフードへこの機会に切り替えてみるのもおすすめですよ。

老描や病気などで食欲がない場合の対策

硬いものを食べることができなかったり、病気などで食欲がなかったりする場合には、yわらかく食べやすいペースト状のおやつを好むケースがあります。しかし、老病に特に必要なタンパク質や、病気の改善に適した栄養はおやつから摂取することはできません。

老病や病気で食欲がない場合には、フードの品質を見直す以外にも、与えるフードに以下のような工夫をしてみましょう。

  • フードをお湯やスープでふやかす
  • ささみなどでとっただし汁をかける
  • お湯やスープと一緒にミキサーにかけ、ペースト状にする

食欲のない場合には、40度ほどに暖かくすることやだし汁などで香りを強めることで嗜好性を上げることが可能です。また、歯や顎の力が弱く硬いものが食べられないといった場合には、お湯やだし汁でふやかしたり、ミキサーにかけてペースト状にすることで食べやすることができます。是非この方法を試してみてください。

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おやつとキャットフード(総合栄養食)の栄養価違いまとめ

ペースト状のおやつは嗜好性が高く、食欲不振の猫も食べてくれる場合があるため、主食として毎日与えている飼い主さんも多くいます。しかし、ペースト状のおやつでは猫に必要な栄養を補う事ができないため、かえって健康状態を悪化させてしまう可能性があるため、注意が必要です。

ペースト状のおやつは、私たち人間が食べるおやつと同じで、「味」を重視した内容になっています。私たちがおかしだけで健康を維持できないのと同じで、ペースト状のおやつを主食に与えていれば、猫も健康を維持することができません。

老描や病気を持っていて、食欲がないといった場合には、総合栄養食であるキャットフードをお湯やスープでふやかすことや、ミキサーにかけてペースト状にするなどすれば、食べやすく嗜好性を上げることができます。

おやつを与える際は、毎日与えるのではなくたまに少量を与えましょう。おやつを与えていれば、総合栄養食の食いつきが悪くなることは避けられません。また、おやつは少量でそれなりの出費になるため、おやつの量を減らし、その分のお金をフードの品質を上げることに使用すると、栄養バランスが良くなり、更に良質なフードは嗜好性も高いため、一石二鳥と言えますよ。

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【執筆者】動物看護士 はら

動物看護士 harago

青山ケンネルカレッジ 動物看護学科卒業。愛玩動物介護士、愛玩動物救命士、愛玩動物搬送士の資格を持ち、動物病院、フレンドアニマルメディカルセンター、ペットショップ、動物園等での勤務経験多数。飼い主さんと猫ちゃんの幸せで安心な暮らしのために、情熱を込めてライター活動を行っています。