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小児喘息に新たなリスク軽減法が。猫と喘息の研究結果とは

2017.12.20

喘息の持病を持っている人にとって、動物はその症状を悪化させる存在であるというイメージがありました。

赤ちゃんと猫

ですが海外の研究チームは、小児喘息の発症リスクを猫が減少させるという興味深い研究結果を発表したそうです。どのような研究結果なのか見ていきましょう。

猫と小児喘息の関係性に新たな研究結果

これまで、家庭でのペットと子供の喘息の発症の因果関係について、さまざまな意見がありました。ですが、ここにきて、猫と小児喘息の関連性に新たな研究結果が米国アレルギー臨床免疫学会誌(JACI)に発表されたそうなのです。

「ネコとの生活が小児喘息の発症リスクを軽減する」との研究結果」(Newsweek日本版より)

研究を行ったのは、デンマークのの小児喘息専門臨床研究ユニット「COPSAC」の研究者グループ。その内容は「小児喘息、肺炎、細気管支炎にかかりやすい遺伝子型を持つ子どもが生まれたときから猫と接触していると、その発症リスクが軽減される」というものでした。

小児喘息は、遺伝要因と環境要因が複雑に作用して発症すると考えられています。

<遺伝子型>
  • TT型
  • TC型
  • CC型

これら3つの遺伝子型のうち、TT型は、小児喘息や肺炎、細気管支炎を発症するリスクが高いそうなのです。

TC型、CC型は猫との接触と喘息についての関連性は発見されなかったそうですが、小児喘息のリスクが一番高いTT型の子供は、猫と接触することで、喘息を引き起こすリスクが減少することが分かったとのことです。

あくまで猫に限り、犬でその効果が見受けられなかったといいます。

このように、猫に接する機会が多い環境と、小児喘息になりやすいという遺伝子の間に、なんらかの相互関係があるとして、さらなる真相解明に期待できそうです。

まとめ

動物との接触は、喘息の症状の悪化につながるのではないかというイメージが強いものでした。ですが、喘息を持った子供の中でも、ある遺伝子を持つ子供には、猫との接触は有効に作用することが分かりました。

今後さらに研究が進み、猫と喘息との関連性の真相解明が進むことに期待したいです。

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