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JAXAが猫用の人工血液を開発!宇宙研究を利用

2018.04.18

中央大学とJAXAの共同研究によって、ペット医療に大きな進化をもたらすことになったそうです。
手術
JAXAが持つ宇宙研究のノウハウを活用したそうですが、どのような研究なのでしょうか。

猫用人工血液の開発実験に成功

病気なケガの治療や手術の際、輸血の確保は必要不可欠なことです。私たち人間であれば、その手配ルートも確立されていますが、ペットに関しては簡単なものではありません。

にもかかわらず、ペット、特に猫の飼育頭数は年々増加し、さらにはペットの高齢化の影響を受け、動物医療の重要性や必要性は高まり続けています。

そのような需要に貢献できる画期的な実験に成功したというニュースが飛び込んできました。

ネコ用人工血液を開発=動物医療に貢献、市場は世界規模=」(SankeiBizより)

この実験に携わったのは、中央大学理工学部 小松晃之教授の研究チームと、JAXAの研究グループです。JAXAとは宇宙航空研究開発機構の略で、日本の航空宇宙開発政策を担う研究・開発機関のことです。

実験内容

遺伝子組換えネコ血清アルブミンを産生し、X線結晶構造解析からその立体構造を明らかにする

酸素輸送タンパク質であるヘモグロビンを遺伝子組換えネコ血清アルブミンで包み込んだ形の(ヘモグロビン-組換えネコ血清アルブミン)クラスターを合成する

製剤名ヘモアクト-F

これが猫用人工酸素運搬体(赤血球代替物)として機能することを明らかにしたそうです。

JAXAとの共同実験の理由

なぜJAXAとの共同実験を行ったかというと、JAXAの持つ結晶生成技術を利用したからです。

JAXAは遺伝子組換えネコ血清アルブミンのX線結晶構造解析を担当し、国際宇宙ステーション「きぼう」の日本実験棟で行われました。

まとめ

人間と違い、動物の輸血にはさまざまな問題があります。そもそもドナーの確保が容易ではないからです。

ペットの飼育頭数、特に猫の飼育が増加している昨今、猫医療の進化が必要不可欠です。そんな中、猫用人工血液の誕生は、今後の治療に大きな役割を果たすものと考えられます。

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